洗顔石鹸の違いとは?

洗顔石鹸を探すと沢山あることがわかります。
なぜ、こんなに沢山の洗顔石鹸が売られているかというと、簡単に作ることが出来るからです。
石鹸は油脂を水酸化ナトリウムで中和したものです。
中和は混ぜるだけで反応する簡単な化学反応なので、小学校や中学校で実験したことがあると思います。
簡単な化学反応なので、中小メーカーでも作りやすいということもあります。
また、肌の汚れを落とすには結局石鹸がもっとも適しているという認識も広まったことも要因の一つです。

様々な洗顔石鹸ですが、違いもまた様々です。
違いの一つは原料の油脂です。
油脂とは動物性の脂、植物性の油の総称です。
どんな油を使うか、どんなブレンドにするかを商品の特徴にしています。
石鹸は肌の汚れを落とすのには適しているのですが、合成洗剤と比べると、洗い上がりは突っ張ったり、濯ぎにくかったりマイナス面もあります。
そこで、これらのマイナス面を少しでも緩和するために添加物が加えられます。
また、泡立ち易くするため、泡がきめ細かになるように、泡が潰れない様にするための添加物も加えられます。

さらに、洗顔石鹸用では肌ケアになるような保湿成分が加えられたものもあります。
これらが合わさって、様々な洗顔石鹸が商品として売られています。
アレッポの石鹸のようにオリーブオイルのみを使用したものは添加物がないという安心感がありますが、洗いあがりはどうしてもギシギシします。
一方で、洗いあがりをよくした洗顔石鹸では「茶のしずく」のような事が起きる可能性が無いわけではありません。
結局安心できるのは大手メーカーの洗顔石鹸ではないかと思います。