空前の洗顔石鹸ブームはなぜ起きている?

空前の洗顔石鹸ブームはなぜ起きている?
石鹸の流通量は1990年代以降徐々に少なくなってきましたが、2010年を境に石鹸の流通量が増加に転じました。
石鹸から手軽に使えるチューブやポンプタイプの洗顔剤、ボディーソープが使われるようになったことや、贈答品として使われていた石鹸が他の贈答品に変わっていった、など石鹸の消費量が減る原因はいくつかありました。
では、なぜ石鹸の消費量が増えたのかというと、2000円程度の比較的高い洗顔石鹸が流行ったからです。
2008年ごろからテレビなどの通販で売れはじめ、徐々に口コミで評判が広まりました。
徐々に広がった口コミによって2010年についに増加に転じた、というわけです。
この石鹸ブームはまだまだ続いています。

口コミの影響はすごく、洗顔石鹸は種類も豊富になり最近では1個1万円程度もする高級洗顔石鹸もあります。
中には自家製石鹸を作る方もいます。
石鹸は「さっぱりとした洗いあがり」という特徴があり、その特徴を活かしつつ付加価値のある1個2000円前後のものがよく売れています。
逆に添加物を全く使わずに、古くからある石鹸の製造法にこだわったアレッポの石鹸も売れています。

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固形石鹸は液体石鹸と比べると余計な添加物を使わずに済むので、肌に優しいものを作ることができ、敏感な方はその差に気がついたのでしょう。
また、固形石鹸は添加剤などが少ない分、規模の小さい会社でも開発ができるという特徴があります。
その結果、沢山の洗顔石鹸が販売されるようになりました。
現在では規模の小さい会社だけではなく、大手化粧品メーカーも洗顔石鹸に力をいれています。
洗顔石鹸ブームの先駆者である「茶のしずく」の小麦アレルギー問題も影響しているのでしょう、ブームを牽引した中小企業のものではなく大手化粧品メーカーの洗顔石鹸が現在支持を集めています。