ピールは英語で果物などの「皮を剥く」という意味です。
皮以外にも表面が剥がれるというような時にも使います。
肌に関して「ピーリング」が使われる場合は「角質除去」や「ニキビ治療」の方法を意味します。
一皮剥くというイメージでしょうか。
肌の角質を剥く、ピーリングですが基本的には肌を痛めます。
しかし、それでもピーリングを行うのは理由があります。
ピーリングにより新陳代謝が十分に行われていない角質を取り除くことで強制的に肌の新陳代謝を高め、肌のみずみずしさや柔らかさが得られるからです。
また、ニキビ治療においてはピーリングを行うことでアクネ菌除去の効果も得られるためニキビの改善に繋がり、ニキビ跡も目立ちにくくなります。
ピーリングのやり方にはいくつか種類があります。
大きく分けると2種類。
市販のピーリング用ジェルを使う場合と、皮膚科や美容外科などで行う場合。
ニキビ治療などに使われるピーリングは皮膚科や美容外科で行います。
病院で行うピーリングは主にケミカルピーリングと呼ばれるもので、目的に応じて専用の薬品を使います。
薬剤で古い角質を溶かして落としやすくする方法です。
美容外科ではケミカルピーリングの他にレーザーピーリーングも行われています。
これはレーザーで角質を取り除くだけでなく角栓なども取り除くもので、ニキビ跡やシワなどに使われます。
ピーリングジェルについて
市販のピーリングジェルを使ったピーリングは自分で手軽にできます。
手にとったジェルを顔などに伸ばしてマッサージをするように手を滑らせると、ジェルが角質を取り込んでボロボロとなってきます。
非常に簡単ですが、肌が柔らかくスベスベになり面白いくらい実感が得られます。
ピーリングジェルはお手頃で、繰り返し行いたいところですが、肌を傷めるため多くても週に1回程度で頻繁に行なってはいけません。
また、ケミカルピーリングほど明確な効果は得られにくいと思います。
ピーリングは肌を傷めるけれど、肌を綺麗にする方法です。
したがって肌が弱い、既に肌に炎症ができているような場合やニキビが出来ている場合は出来れば行わない方がいいでしょう。
もし、行う場合はほんの一部、出来れば顔以外で試してみて問題無ければ顔の一部で試す、というように慎重に行います。
顔の皮膚は他の部分と比べても刺激に弱いので、手や足で問題なくても顔に使ったら赤くなるケースもあります。
また、ペーリングジェルを使った後は必ず保湿を行いましょう。