角栓除去に重曹を使う方法があります。
しかし、これはオススメできません。
重曹はアルカリ性で、レンジまわりの油汚れを取るときなどに使われます。
なぜアルカリ性の重曹が油汚れを取り除くのかというと、油は酸性だから。
酸性の油とアルカリ性の重曹が混ざると「中和」します。
油は水に溶けませんが、「中和」した油は「塩(えん)」になるため水に溶けるようになります。
水に溶けるようになった油の塩(えん)は拭き取ったり、洗い流せるようになります。
角栓は大部分が皮脂、脂なので、やはり酸性です。
酸性の角栓にアルカリ性の重曹を混ぜると角栓の表面が溶けだすため、毛穴から角栓が浮き出し鼻パックなどで取りやすくなります。
一見合理的に角栓を取り除けるような重曹ですが危険性があるためオススメできません。
危険性とは、最悪失明の可能性があります。
目などの粘膜はアルカリ性に弱いため重曹が目に入るととても危険です!
角栓は目に近い鼻やおでこに出来やすく、飛んだ重曹が目に入ることも考えられます。
十分にすすぎきらずに残った重曹が目に入ることもあるかもしれません。
なので、重曹は避けるべきです。
顔から離れた部分なら、保護メガネを使うなど対策を行えばリスクは減りますが、ゼロにはなりません。
重曹は安全な洗剤というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、使い方によっては非常に危険です。
重曹を使わなくても、他の方法で十分な効果が得られます。
安易に重曹を勧めるサイトもありますが、私はリスクが大きすぎると思います。
安易な重曹の使用は止めてください。