正しい男の洗顔: やり過ぎは厳禁！実は洗いすぎもよくない

洗顔で大切なことは余分な皮脂を落とすことです。
この「余分な皮脂」というのが重要なポイントです。
というのは、皮脂は肌を守るために必要なものだから。
皮脂を落とし過ぎるのもよくないんです。
しょちゅう顔を洗って、必要な皮脂も落としてしまうと肌を痛めてしまい、カサカサになる肌荒れの原因になります。

・石鹸は不要？
タモリ式入浴法をご存知ですか？
簡単に言うと、湯船に10分以上しっかりと使って、体は石鹸などの洗剤を使わない、という方法です。
石鹸を使わなくても汚れは十分に落ちるそうです。
タモリさんは肌が綺麗で、その秘密がこの入浴法にあるようです。
では石鹸などで洗う必要はないのでしょうか？
一概に石鹸が必要かどうかは言えません。
というのは皮脂の分泌は年齢や体質によって異なるからです。
タモリさんはすでに皮脂の分泌がそれほど多くないと思われるので、石鹸などを使う必要がないと考えられます。
皮脂は若いほど多く分泌されますので、10代や20代の方がタモリ式入浴法を行なっても、余分な皮脂を落とすことはできないでしょう。
余分な皮脂はニキビや角栓、毛穴を広げることに繋がります。
したがって若いうちは石鹸などを使った方がいいでしょう。
しかし、皮脂を落とし過ぎないという観点ではタモリ式入浴法は有効だと思います。

・洗いすぎないために
皮脂は肌をガードする役割がありますが、余分な皮脂は肌の常在菌により分解され肌を刺激する物質に代わります。
そのため洗顔では余分な皮脂だけを落とすことが大切になります。
皮脂は落とし過ぎるのもダメ、落とさないのもダメなんです。
大切なのは洗い過ぎないことです。
思春期など皮脂の分泌が特に活発な時でない限り、洗顔は一日一回で十分です。
1日に2回以上洗顔する場合は、石鹸を使うのは1回だけにして、あとはぬるま湯などを使いましょう。
乾く時に肌に必要な水分も一緒にとんでいってしまうので、洗顔後のケアは石鹸を使っても使わなくても同じように、しっかりとやりましょう。