ニキビの原因

ニキビは思春期につきものですが、ニキビは大人になっても出来る時はできます。
20歳以上のニキビは吹き出物と呼びますが、ここではニキビで統一します。
というのも、ニキビも吹き出物も同じもので、ほぼ同じ原因により出来るからです。

なぜ思春期にニキビが多く、大人になっていくと治るのかというと、ニキビに大きな影響を与える皮脂の分泌が思春期に活発になるからです。
ニキビの原因というとCMなどでもご存知だと思いますが、アクネ菌です。
アクネ菌は肌に存在する常在菌で、何も珍しい菌ではありません。
しかし、余分な皮脂が多くなると毛穴の奥のアクネ菌が通常よりも増え、肌は刺激されニキビとなってしまいます。

アクネ菌を含む菌類の多くは光が届きにくいところや空気に触れないところを好んで繁殖します。
毛穴の奥というのは菌類が繁殖しやすい場所であり、また余分な皮脂は毛穴に蓋をするのでさらに光が届きにくく、空気に触れにくくなります。
そのため、思春期のような皮脂の分泌が活発な年齢になるとニキビが出来やすくなります。
ただし、大人のニキビには別の原因があるケースも。

それは余分な皮脂が毛穴に蓋をするのではなく、肌の乾燥が毛穴に蓋をするケースがあります。
皮脂が毛穴に蓋をした場合と同じで、乾燥肌が原因で毛穴に蓋をするとアクネ菌は毛穴の奥で繁殖しやすい環境となり、ニキビになります。

・ニキビの原因はアクネ菌が増えること
・アクネ菌が増えるのは余分な皮脂や乾燥肌が原因で毛穴に蓋をすること
この2つがニキビの原因です。