口と胃に繋がっていますが、弁があって閉じているので胃の中の空気が口から出てこないのです。
弁といってもパカパカ開いたり締まったりするものではなくて、食道の周りの筋肉が弁と同じ役割をはたしています。
この筋肉で出来た弁のお陰で逆流を防ぎます。
逆立ちしてもジェットコースターで宙返りをしても胃の中身が出てこないのはこれのおかげです。
胃の中身どころか、胃の中の空気も出てきません。
なので、胃の中身が臭くても、臭いの強い食べ物を食べた後でも口臭にさほど影響はしません。
ただし、ゲップだけは胃から出た空気なので、もろに影響します。
いずれにせよ、普段の口臭が気になるのであれば、胃が荒れているから、という理由は考えにくいと思ってください。
唾液が少なくなる2つの代表例
では、口臭は何に影響されているのかというと、ほとんどのケースでは唾液不足です。唾液不足はドライマウスとも呼ばれています。
唾液には口腔内(口の中)のバクテリアを抑制する働きがあるのですが、唾液が不足すると、バクテリアが増え臭いの元になります。
なぜ唾液が少なくなるのかというと、理由は様々ですが多くのケースで2つの状態が原因です。
唾液の分泌が悪くなる理由の1つは寝ているため。
寝起きの口臭が強く感じる経験は誰でもがあると思います。
これは寝ている間に唾液が分泌されないため、口の中のバクテリアが増えて、口臭がきつくなります。
これは防ぎようがありません。
寝起きに出来るだけ早く水を飲む、朝ごはんを食べることで唾液が分泌されるようになります。
もう一つの原因はストレスです。
ストレスを感じると唾液の分泌が悪くなるのは、緊張している時を思い出せば理解できると思います。
緊張していると口の中が乾くという経験は誰もがあります。
あれは唾液の分泌が悪くなっているからです。唾液の分泌が悪くなり実際に口の中が乾いているのです。
一時的な強いストレスだけでなく、疲れなど長く続くストレスも唾液の分泌を悪くします。
ストレスが続くと口臭が強くなります。
また、唾液の分泌が悪くなると虫歯になりやすいので、こちらも要注意です。
どうすれば唾液の分泌がよくなるのか?
ストレスを減らす、というのが根本的な解決策です。しかし、それは難しい解決策でもあります。
唾液の分泌をよくするだけなら、
・こまめに水分を摂る
・空腹状態を長引かせない(食べた後は唾液が分泌されるので、一時的にもよくなる)
・ガムを噛む(口が動くと唾液が分泌されるため)
・オーラルケア対策品を使う
などがあります。
オーラルケア対策品とは
最近増えてきたオーラルケアとしては、口腔内のバクテリア、細菌のバランスを調整するものがあります。乳酸菌を使ったもので、口の中の糖質などを食べる乳酸菌の含まれるタブレットを舐めることで、臭いの元となるバクテリアを減らす、というものです。
口の臭いを作る細菌、バクテリアは虫歯の原因にもなりますので、オーラルケア対策品を使うことで虫歯対策にもなります。
ライオンのオーラルヘルスタブレットはいわゆる善玉菌と悪玉菌のバランスを改善することで、口臭を防ぎます。
元々は歯科医だけで販売されていたものですが、少し前から一般向けにも販売されるようになり、手軽に使えるようになりました。
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